多度津教会の紹介
教会ってどんなところだろう?このホームページをご覧になっている方はきっとそんな疑問を持たれているのではないでしょうか。多度津教会は香川県多度津町にある日本キリスト教団(プロテスタント)の教会です。香川県で最初に創立されたキリスト教会として1889年からイエス・キリストのことを人々に伝え続けて来ました。
イエス・キリストは2000年くらい前に、今のイスラエルという国のあたりで活躍した人物です。その人は、不思議な力を持った人で、傷ついた人々を癒し、孤独な人の友だちとなり、人々に「互いに愛し合う」ことを教えて回りました。このイエスを神と信じ、愛を伝えようとする共同体が教会です。教会では幼い子どもたちから高齢の方まで、性別や国籍も超えてさまざまな人が集まって、毎週、礼拝をしています。礼拝ではイエスの教えが書かれた聖書のメッセージを聞き、讃美歌を歌い、共に祈ります。何かを強制されたり、しつこく勧誘されることはありません。よろしければ、ぜひ一度礼拝に参加してみてください。
教会について知りたいと思われた経緯はいろいろとあるでしょう。
悩みを聞いて欲しい、映画や漫画でキリスト教を知った、出身学校や保育園、職場がキリスト教系だった、ただなんとなく・・・などなど。どんな動機でも結構です。心動かされた理由を探しに来てみてください。ちょっと中を覗くだけ、牧師と話してみたい、お祈りだけさせて欲しいという方も大歓迎です。教会の扉が開いていれば、どうぞ中にお入りください。あなたが教会の門をくぐられる日を心よりお待ちしています!
牧師紹介
阪口新(さかぐち あらた)
1988年生まれ。兵庫県西宮市(甲子園球場のある町)出身。関西学院大学神学部大学院を卒業後、3年間の神戸聖愛教会での働きを経て、2016年4月より多度津教会の牧師として働いています。付属愛光保育園の理事長・副園長も兼務しています。趣味は、漫画を読むことで、スポ魂、ファンタジー、恋愛、ジャンルを問わずなんでも読みます。小・中と野球部だったこともあり、香川県出身の漫画家で『ダイヤのA』が代表作の寺嶋裕二さんのサインは宝物です。時間を見つけては息子と家の近所を散歩しています。
教会は私にとって“家”です。安心できる場所、帰って来られる場所、居場所です。高校生の時に、学校に馴染めなかった私にとって安心して行ける場所は教会でした。父の都合で転勤が多かった私には故郷と呼べる場所がないのですが、各地で通った教会が今でも私にとって“家”となっています。多度津教会に集われる方にとっても、この場所がそんな“家”になれたらうれしいと思っています。どうぞ、気楽にいらしてください!心からお待ちしています。
施設概要
礼拝堂
音響を意識した高い天井とステンドグラスが自慢です。80人程の人が入れる大きさになっています。
バリアフリー
全館バリアフリーに対応し、床はフラットになっています。玄関にはスロープがあり、トイレも車いす対応です。
家族礼拝室
小さなお子様連れの方にも安心して礼拝に参加頂けるように2階に家族礼拝室を設けています。土足厳禁で簡単なおもちゃや絵本も用意していますので、お子さんを遊ばせたり、寝かせたりしながら礼拝に参加出来ます。
沿革
多度津教会は香川県で最初に建てられたキリスト教会です。
1889年に、関西学院大学を創設した南メソジスト教会宣教師のW・Rランバス(写真)とその父J・Wランバスによって創立されました。なぜ、高松や丸亀ではなく、多度津に最初の教会が建てられたのでしょう?既に大阪やハワイで洗礼(クリスチャンとなる儀式)を受けていた今西璋太郎、三谷忠敬らが南メソジスト教会の神戸を拠点とした西日本への伝道計画を知り、多度津を伝道地とすることを要請したからだそうです。1888年より多組屋旅館で集会を開始し、1889年12月22日、最初のクリスマス礼拝と洗礼式を行い、この日から多度津教会は始まりました。
3年後、1892年に、最初の会堂を建設し、3月27日に献堂式を行いました。会堂建築に当たっては会員一同が祈りを合わせ、先祖代々の甲冑や武具を売り払って献金したのだそうです。現在の会堂は1985年に建てられました。創立以来、太平洋戦争や高度経済成長など時代の荒波に揉まれながら、多度津の地でイエス・キリストを伝え続けています。
また、教会創立から30年ほど経った1923年、教会メンバーの「子どもたちにキリストの愛を伝えたい」という熱意から、付属愛光幼稚園をスタートしました。まだ、国家による福祉という概念もない時代です。加藤静江という女性が中心となり、貧しい中、教会員がお金を工面し合い、海外の教会の協力も仰いでのスタートでした。
愛光幼稚園は戦時中の1944年には経営の改善のために愛光保育園となり、1967年には園舎を新築し、現在の場所に移転しました。2020年4月より社会福祉法人愛光福祉会愛光保育園となりました。こちらも創立以来、福祉施設として子どもたち一人一人を大切にし、神さまの愛を伝えながらその働きが続けられています。